留学情報

カナダ企業からの仕事のオファーを断り、帰国後インターナショナルスクールに就職されたR・Eさん

インタビュー

COSでは、様々な専門職をベースとした留学のサポートをさせて頂いている傍ら、インタビュー等を通して留学生の留学後のエピソードを皆様にご紹介させて頂いております。専門留学を通して、皆様がどういった結果を得られたのか、専門留学だからこそ聞く事の出来る様々なお話をこのインタビューを通して知っていただければと考えております。

今回は、2012年にカナダ、バンクーバーで保育の勉強。卒業後は、カナダ現地の保育園からの仕事のオファーを断り、帰国、インターナショナルスクールに就職されたR・Eさんにインタビューをさせていただきました!彼女の考える日本とカナダの保育の違い、留学に至った経緯、留学をして得られたものについてをお話いただいています。海外で保育を勉強されたい方はぜひ読んでいただければと思います。

保育留学をするまでの経緯を教えてください。

保育系の大学に在学中、先生と海外の保育についても学んでみたいという夢を話していた時に、それであれば海外で、英語で勉強するべきだと言われた事がキッカケです。 もともと語学に興味があり、それまでに2回語学留学をしていたので、実はこの留学で3回目となりました。

バンクーバーに選んだ理由は?

日本の大学でも保育の勉強したので、最初は大学院を目指していました。そこで、大学院を3つ受講しましたが残念ながら全て不合格となってしまいました。改めて選択肢を考えていた時にyoujieigo.comというNaoさんのブログを見つけ、連絡をしてみたのが、バンクーバーを選んだキッカケです。そこで話を聞いていくうちに、自分の勉強したかった事に近い事が、大学院に行かなくても出来るかもと思い、MTI Community Collegeという専門学校に行く事を決めました。

6つのキャンパスがありますが(現在は4つ)、サレー という少し離れた所にあるキャンパスを選びました。 出来るだけ日本人がいないエリアに身を置きたいという希望があったので、少し不安でしたが、このキャンパスを紹介してもらいました。いざ住んでみると日本人もアジア人も少なく、慣れるまでは少し不安でしたが、学校が始まるとそんな不安もどんどんなくなりました!

日本食も手に入りますし、大きな図書館も近くにありましたね。 電車に乗れば街にも出られるので、不便なところはなかったです。 バンクーバー市内よりも勉強に集中出来る環境だったのかなと思います!

留学中の滞在方法は?

最初は手配をしてもらったホームステイに滞在しましたが、学校の開始に合わせて、シェアハウスに住みました! 本当に多国籍の国らしく、ルームメイトはルーマニア、イラン、ウクライナ人に私というカナダらしい感じでした。当時の家賃は400ドルでしたね。とても安かったです。 その後、そのルーマニア人と、イラン人と3人でアパートを借りる事になり、 みんなで引っ越し。私は、個室をもたずリビングルームをシェアしていたので、家賃は300ドルに抑えられていました。プライベートはあまりなかったですが、仲が良かったので苦ではなかったです。英語の勉強にもなりましたしね!

英語力は?

過去2回の語学留学経験と、日本でのインターナショナルスクールでの就労経験があったので、生活面では大きな問題はなかったですが、ちょこちょこと苦戦したのは覚えています。渡航よりもかなり前でしたがTOEICで600点程度だったはずです。

学校に入ってからは、先生の英語はネイティブなので問題なかったですが、多国籍なカナダらしく、生徒にはたくさんの外国人がいるので、アクセントがある英語は聞き取りが難しかったですね。 逆に、ネイティブばかりではないので、完璧な英語じゃなくても発言しやすい環境だったので、学習の上ではプラスだったと思います。 また、多くの人が英語を第二、第三言語で話すので、アクセントのある英語に慣れて良かったと思いますね。

学校の様子は?

私は午前中の授業だったので8時半頃から1時頃までの授業だったと思います。

授業内容は、基本は先生がパーワーポイントを使って進めていく講義系ですが、日本の保育の授業と比べると、ディスカッションやグループワークやプレゼンが多かった。課題も個人もありますが、グループというのも大多くありました。英語はそこで鍛えられますね。 英語力が鍛えられるという事の他にも、大きな利点だと思ったのは、日本人以外の保育観も学べる事ですね。国が違えば文化も違い、それぞれの保育観をディスカッションを通じて理解出来る事で、大きく成長出来たと感じます。

日本の保育って、行事や遊びにも目的を設定し、正解に導こうというスタイルが多く、正しい方向に導こうとして、逆に、これはダメ、あれはダメっていうのも多くなっている気がします。程度は違えど、それはインターナショナルスクールでも一緒だと感じていましたが、そんな日本の保育事情を授業でシェアすると、カナダの保育では子供達の興味を尊重しようとすると習ったのが当時印象的でした。

学校卒業後は?

仕事のオファーも頂きましたが、卒業後はすぐに帰国しました。2月に帰国をす、3月末位からすぐに仕事を開始。インターナショナルスクールでの就職となりましたが、園長先生との面接の際に、カナダで学んできた事を活かして下さいと言っていただけたのもあり、こちらの園でお世話になることにしました。 仕事をはじめてみると、やはり全てが自分の思い通りにいかないこともありましたが、園長先生や周りの先生方にも自分の意見を伝えて、子供の為になるといういうのが、変化をさせられると感じました。

多くの先生が海外保育の良いところを理解してもらえば、どんどん良い保育園へとなっていくと考えます。 とても嬉しかった事として、周りの保育士さんに引き出しが多いねと言われた事や、またが私の保育を楽しいと言われた事がありました。これは全く違う文化で育った人たちと保育を一緒に勉強した、バンクーバーの経験があったからだと思っています。

カナダの保育の良い所は

カナダの良い所は、個人的な意見ですが、カナダの良い点はとても伸び伸びと自由にしているトコロですかね。 例えばサークルタイム1つにしても、1人や2人は参加したくない子供もいます。本人の意志で参加したいように思わせるように私達が働きかける事もありますが、その子達を強制的に参加するのではなく、無理に集団生活に入れずに、その子のやりたいところを尊重するのはいい所だと思います。配置基準が保育士1人で子供が8人と、保育士の割合が日本よりも多いのもそれが可能な理由かと思いますが。

逆にネガティブは自由すぎるという事でしょうか。本当にほったらかしの園があり、まったく子供を見てないのではないかという園もありました。 もう少し、子供を惹きつける努力をしてもいいのにと思った事もありました。(上から目線ですみません。。笑)

日本の保育の良い所は

私の日本での経験はインターナショナルスクールなので、一般の保育園とは少し違う所もあるかと思いますが、日本の保育園は本当に色々と徹底しているところが多いですよね。 一人ひとりの英語力を上げる為に、また遅れる子がいないように、しっかっりと先生がフォローして、みんながちゃんと成長出来るように。 勉強だけでなくダンスとかもでも、みんなで達成感を感じられるように、全体に目が行き届く保育だと思います。逆に、それが子供個人の裁量を減らし、個性を伸ばすという観点ではマイナスになってしまっていますが。

ただ、良い悪いではなくしかたがないと感じる事もあります。 その国の文化なのかなと。 集団生活を重んじる文化が日本ですし、カナダのような教育をずっと受けると日本では生活出来ないのではないでしょうか。逆に日本で教育を受けた人が、自己主張が大事な海外でうまくやっていけない事が多いのは、保育スタイルも関係しているのかもしれませんね。 日本にいると集団生活は大事になるので、日本で住む上では日本の教育が理にかなっている事が多いのではと思います。

日本で保育をする上で、海外での保育経験が活きるか? そうですね。私は活きると思います。やっぱり、日本で保育士として働いた経験をみんなでシェアをすると、他の人からの学ぶ事があったと言ってもらった事もあるし、子供にとっても色々見せられるのはいいと思う。

カナダで保育の勉強を考えている人に一言ください。

絶対行って損はないと思います。 学校に通っての勉強のみならず、人の出会いから学ぶ事も多く、とても貴重な経験だったと感じています。海外での経験すべてが将来に繋がるので、行くことをオススメします。

最後に一言

現在は一児の母ですが、子育てにも大きく役立っていると感じています。 私はもうすぐ一歳になる息子がいますが、何度片付けても片付けてもおもちゃやティッシュを散らかしてしまったり、何でも口に入れたりと、ストレスに感じてしまう場面もあるかと思いますが、カナダでの保育経験が活きているのか、”『楽しみ/物事の発見』を尊重しながら見守れるので、子育てのストレスもなく楽しめるようになったと思います。